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廃刀令での禁止内容

廃刀令というと、刀を持つことが禁止された等のイメージがあるかもしれません。しかし実際に禁止されていたのは、帯刀だけです。

所持することに関しては自由にされていたそうです。他にも礼服を着用していた時には帯刀も許可されていたそうなので、免許制で所持を許可されていた銃砲に比べれば優遇された条件だと言えます。日本刀が文化的に根付いているというのがよく分かります。

とは言え、この「帯刀禁止」というのも、いくらかの混乱を生んだそうです。例えば、そもそも短い刀は帯刀と見做されていなかったが、どうなのか。一切の武器はどこまでを指すのかなどです。これに対して、『目に見える形での所持を禁ずる。

とは言え、袋に入れるなどで見えない場合には問題ない。帯刀の場合は没収するがそれ以上の罰はない』といった回答を出したそうです。