平安時代に活躍した武士たちの役割をみていきましょう。朝廷や国に使える武士として知られているのは、近衛府、衛門府、兵衛府、検非違使などになります。彼らは主に宮殿の警備や都の治安を守る役割が与えられ都の武士などとも呼ばれたようです。また天皇の住居を警備する役割を与えられた武士を滝口の武士と呼ぶそうです。さらには貴族や皇族の家に仕えていた武士たちは「侍」と呼ばれるようになったようです。その他に争いごとの非常事態のときだけ呼び出される武士たちは地方の武士などと呼ばれていたそうです。平将門なども、都にて摂関家などに仕えたり、天皇の住処を守る滝口の武士として活躍していたようです。武士たちは都と地方を行き来しながら、家来や領地を増やすとともに社会的な地位を高めていったようなのです。日本絵巻などでは日本刀を帯刀する人びとの姿を目にするだけで武士であると認識できますが、彼らにはそれぞれの役目が個々に割り振られていたようです。
Related Articles
本多忠刻は刀剣好きでかなり有名
Posted on Author admin
本多忠刻は徳川四天王の一人である本多忠勝の孫になります。1614年から1615年の大坂冬の陣と夏の陣に父親と共に参戦して、夏の陣では敵将の首級を挙げる活躍をしました。本多忠刻は刀剣好きとしてもかなり有名な人物です。2代将 […]
金剛兵衛盛高(別名源盛高)
Posted on Author admin
金剛兵衛盛高(別名源盛高)は、鎌倉末期から室町末期に筑前国で活躍した刀匠集団である。初代金剛兵衛盛高が著名である。金剛兵衛とは属した流派の名称で、筑前国御笠郡宝満山(現在の太宰府市付近)の竈神社の山伏、または、宝満山天台 […]
古墳時代からも出土する刀剣の移り変わり
Posted on Author admin
日本では、古墳時代の古墳からも数々の刀剣が出土しているようです。この時代の刀剣も鉄製の刀が生産されていたようで、太刀などの存在は、歌などにも詠まれているようです。海外からの渡来品などの刀剣が、数多く名を残しているようです […]