堀川国広の日本刀は、長さ二尺一寸八分五厘 反り六分 片切刃造り。鍛えは小板目つみ柾目まじり。 刃文は中ほどまで浅いのたれ乱れに互ノ目まじり。鑢目は大筋違い。表に雨竜と三鈷剣、裏に二筋樋の彫物がある。本刀は、作風大模様で烈しく、雄渾な彫刻と共に覇気横溢して名作。大振りの二字銘と作風から慶長七、八年の晩年の作刀と推定される。
Related Articles
日本刀の選び方!江戸時代の作品が持つ価値
Posted on Author admin
日本刀、特に江戸時代に作られたものは、その美しさと歴史的価値で世界中から注目されています。江戸時代は平和な時期が長く続いたため、刀は戦闘用よりも芸術品としての価値を重視して作られるようになりました。この時代の刀は、刃文( […]
日本刀における刃文とは
Posted on Author admin
日本刀の刃文とは、焼入れによって付けられた焼刃の形状のことであり、刀身に見られる白い波のような模様が特徴で光線にかざすことによって鑑賞することができます。見た目の美しさから刃文は日本刀における装飾的な要素が大きいと考えら […]
槍(やり)・・・斎藤道三
Posted on Author admin
“「美濃の蝮」と呼ばれた斎藤道三は「下剋上のキョウ雄」として知られ、又美濃国(岐阜県南部)でも屈指の槍の使い手としても知られている。合戦で多くの兵を殺傷したのは弓矢だといわれるが、遠くから射た矢で大将をを倒し […]